与えられた機会を受け入れる事の重さを感じる。
東北大震災及び、長野県北部地震で被災された皆さま、そのご家族、ご友人に
心よりお見舞い申し上げます。
また、亡くなられた方々のご冥福と、
1日も早い復旧で安息の日々が訪れます様に
心よりお祈り致しております。
震災後、いろんな事を考えている。
自分が幸せである事の罪悪感の様なものも感じる。
「コレで良いのか?」
毎日の情報から目を背けようとしてる自分もいる。
テレビから流れるタレントの「ガンバレ」に
安っぽさを感じるのは私だけだろうか?
先週、市内の同業者から
「東北の仮設住宅の仕事を手伝ってもらえないか?」
との打診を頂いた。
いろいろ考え抜いた末に、お引き受けする事にした。
周辺8社ほどの畳店が共同で作業する事になったらしい。
送り先の情報が二転三転するなか、
4月1日よりその作業を開始する事となった。
それぞれの畳屋さんが分業で作業に当たるので、
私の担当は、預かってきた材料に↓
ゴザを縫い付けて↓
次の工程へと引き渡すまでが役割。
たまたま作業中に訪れた方に、
復興特需だね?!なんて言われたが、
実際はそんな甘いものではなく、
頂く工賃は1畳全部を仕上げる場合の10分の1以下なので、
正直割には合わない。
それでも、自分の仕事でご奉仕できるならとお引き受けした。
自分の仕事で、復興へのお手伝いが出来る事に
感謝するとともに、
この機会を与えられた事の意味、重みも感じながらの作業となる。
被災された皆さまが、
この畳の上で少しでも安心した日々が送れる様に
一畳、一畳に想いをこめて作業に当たらせて頂いている。
ディスカッション
コメント一覧
時間がたつにつれ、neoさんおっしゃられるように自身がほとんど
なにもできていないことに罪悪感を感じたり、ネットの良さでもある
SNSなどでの情報発信がよい意味での繋がりを作ったり、これは私が
経験したことでもありますが、不要な正義感が被災地のかたがを
傷つけてしまったりと、ほんとに考えさせられた三週間でした。
neoさんの会社が復興の一翼になうことたいへん嬉しいです。
あまり深い意味なく復興特需なんておっしゃられりかたもいますが
中越地震のときのことを考えるとかなり厳しい損得勘定を考えない
バックアップを沢山の業者さんが行ってくれていたのを思い出しだしま
すね。特に土木建築関連の業者さんは凄まじい単価で仕事をされていた
ことも思い出しました。
でも、そんなつもりもなく、何かちょっと発言したことがネットの炎上
的な責めかたをしすぎず、ただお互いどうすべきかをきちんと把握共有
し、いらぬ情報をたれながさぬようにしていきたいもんです。
当市の土木関係の多くの人が向こうに行きました。
重機も発電機も行き、こちらの工事は一瞬ぴたっと止まっていました。
その後動きはじめました。
停滞していた土木業には復興特需はあったように感じます。
前職では中越地震の時に後方支援にまわりました。
寄付する側、される側、そしてそれを振り分ける側。
各々思いは違いますし、時間の経過とともに変化もします。
今回は支援ということはできないので、自分ができることをしたいと思っています。
丁寧なコメント、ありがとう。
元気が出ます。
中越地震の時もやっぱりそうだったんですね。
損得勘定抜きで、他人のために動いてしまうのは日本人特有だと、
外国のメディアでも話題になっていますが、
今回ほど、自分が日本人である事を意識した事はありませんでした。
まだまだ、復興は遠い道のりですが
その都度情報を精査して
頑張ってやっていきたいと思ってます。
全国各地から使命感で現地入りしている専門職の方が
数多くいらっしゃるようですね。
今回「自分が出来る事」をやらせて頂ける事を誇りに思います。
kakuregaさんも
「今回は支援ということはできない」なんて言われてますが、
直接支援できなくても、自分が出来る事をするのって大切ですよね。
本当に、いろいろ考えさせられている毎日です。