一粒のスウィートコーン。
そう、それは寒い冬の朝の出来事。
貧しい畳屋のなおきさん(仮名・40歳)は、
財布の中に残った、最後の硬貨を握りしめ100円均一の自販機の前にいた。
「とうとう最後の100円玉じゃ・・
温かい飲み物での飲むとするか・・」
そう言うと、自販機の投入口に 体温でほんのりと温まった100円硬貨を入れた。
ちゃりーん。
「コーヒーは最近もたれ気味だし、ココアは甘いし、紅茶もな・・
そうだ!おなかも空いたしコーンスープを飲むとしよう。」
ガチャコン。ぴぴぴぴぴぴぴ・・ぴっぴっ・・ハ・ズ・レ・・
「今日は最後のコーンまで、残さず飲めるじゃろうか・・?」
・・・・・・・・・・・・・
「な、なんじゃこりゃぁー!!」
そう言うと、彼はいっきにコーンスープを飲み干した。
「こ、コーンが
一粒たりとも残ってないではないかー!!」
「画期的だ・・」
一筋の熱いものが、彼の冷えた頬をつたった。
↑やりすぎた・・・?↑
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