商売をすることの意味は何?
ある人は言った。
「勝つか、負けるかの勝負だ。」
またある人は言った。
「会社の理念は地域貢献だ。」
そして、他のある人は
「良い車に乗って、良い家を持って、今より上の生活がしたい。」
そう言った。
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先日、仕事をさせて頂いたお宅の話。
「八年間寝たきりのお父さんが帰ってくるの。
久しぶりの我が家だから、部屋を片づけて畳替えしてあげたいのよ。
でも、医療費とかかかるし、あまりお金かけられないから裏返しでいいわ。」
そんな話を聞くと、
「せめて安くても良いから国産の新しい畳表にしてあげようか…」
そう思ってしまう。
その反面、
「慈善事業じゃないんだから余計な事しなくて良いじゃない?」
そんな自分もいる。
金儲けは悪じゃない。でも、それを商売の目的にしたくない。
あくまで結果でありたい。
そんな考えがオレにとって正しかったのかどうか、死ぬ時にわかるんだろうか。
日本人にとって美徳だとか、道徳だとかが失われつつある昨今、
いったい、自分は何がしたいのか分からなくなってくる。
商売とは何か?その問いかけに、
「いろんな会社に居てみたけど、
金のことだけ言い出すと、その会社は大抵傾いていったな。」
そんなことを言った先輩も居た。その人は結局、会社をやめて今は事業主だ。
「綺麗な畳になってうれしい。」
そう言ってもらえることが、
今の自分にとって、仕事をすることの喜びかな?
もっとも、こんな事でいちいち悩んでいるから
いつまでたっても、売り上げが伸びないんだろうなぁー
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