与えられた機会を受け入れる事の重さを感じる。

2019年6月25日

 東北大震災及び、長野県北部地震で被災された皆さま、そのご家族、ご友人に

心よりお見舞い申し上げます。

また、亡くなられた方々のご冥福と、

1日も早い復旧で安息の日々が訪れます様に

心よりお祈り致しております。

 

 

震災後、いろんな事を考えている。

自分が幸せである事の罪悪感の様なものも感じる。

「コレで良いのか?」

毎日の情報から目を背けようとしてる自分もいる。

テレビから流れるタレントの「ガンバレ」に

安っぽさを感じるのは私だけだろうか?

 

 

先週、市内の同業者から

「東北の仮設住宅の仕事を手伝ってもらえないか?」

との打診を頂いた。

いろいろ考え抜いた末に、お引き受けする事にした。

周辺8社ほどの畳店が共同で作業する事になったらしい。

送り先の情報が二転三転するなか、

4月1日よりその作業を開始する事となった。

 

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それぞれの畳屋さんが分業で作業に当たるので、

私の担当は、預かってきた材料に↓

 

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 ゴザを縫い付けて↓

 

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次の工程へと引き渡すまでが役割。

 

たまたま作業中に訪れた方に、

復興特需だね?!なんて言われたが、

実際はそんな甘いものではなく、

頂く工賃は1畳全部を仕上げる場合の10分の1以下なので、

正直割には合わない。

それでも、自分の仕事でご奉仕できるならとお引き受けした。

 

 

自分の仕事で、復興へのお手伝いが出来る事に

感謝するとともに、

この機会を与えられた事の意味、重みも感じながらの作業となる。

被災された皆さまが、

この畳の上で少しでも安心した日々が送れる様に

一畳、一畳に想いをこめて作業に当たらせて頂いている。

 
この想い、どうか被災した皆さんに届きます様に。