重度の火傷(畳)緊急オペ

お世話になっている、N工務店さんから電話。
「畳の張り替えして欲しい」
「社員寮だから、安くお願い」
「ちょっとだけ、穴が開いているけど直してくれる?」

と、電話があり
「少しくらいの穴なら、少しワラを置いて補修しますよ」
じゃ、交渉成立。と言う事で畳大王(親父)が現場へ急行。
引き取って帰ってきました。
が、畳を見てびっくり!
   
ちょっとくらいの穴じゃないじゃん!
「穴は適当に直ってればいいから、あんまり深く考えないで」と工務店。
焦がしたと言うより、燃やしたって感じ…
とりあえず、緊急手術を開始しました。
(1)第一層の畳表(ゴザ)を切除。
   
(2)移植する部材に合わせて、切除する患部をマーキング
   
   
(3)第二層のインシュレーションボード(木質繊維板)を切除
   
   第三層にある、スタイロフォーム(断熱材)は熱による溶解が進んでいる。
(4)第三層のスタイロフォームを切除
   
(5)(2)で用意した、移植部材を発泡スチロール接着剤で接着
   
   
   表層クッション材を、移植
(6)ゴザを張り替えて、手術終了
   
ふぅー
ブラック・ジャックも顔負け。医師免許なんていらないぜ!
でも、あとちょっと予算くれれば、新しくできたのに
ま、使える物は直して使う。これは基本かな。
(でも、本当にこれでいいんですかー?)
  
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